映画: Tsutomu Odaka

戦時中は軍需工場で働き、終戦とともに東京に戻ってきた５人の男たちが、焼け野原となった東京を復興させようと明るく奮闘するさまを描いた人情喜劇。食料も住む家もロクにない人々がいる一方、資本を持つ金持ちだけが私腹を肥やし、役人たちは規則にしばられ、町の人々に不便を強いるばかり。そんな中、５人はそれぞれの職場に戻り、すさんだ人々の心を立て直そうとする。ロケは実際に終戦直後の東京で行われ、風景はすべて本物。冒頭の蒸気機関車は、特殊技術の円谷英二によるミニチュア特撮で表現された。...

当時十代の高峰秀子が不良少女を演じ、監督デビュー前の市川崑が演出助手を務めたことで知られる教育映画。 幼い頃に両親と死別したとみは、曲馬団に引き取られてこき使われている内に、「山猫」と呼ばれる16歳の問題児となっていた。少女専用施設の山田先生に身柄を引き取られるが、他人を拒絶するとみの頑なさと、彼女に優しく接する山田の態度が他の生徒から反発を招く。　ある日、とみは脱走した先で農家の幼い兄弟と出会い、その健気な様子に心を開き始め・・・。...

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