映画: Naoko Tabata
- 1969
サルビア姉妹 (1969)
サルビア姉妹01969HD
母に捨てられた姉妹と,娘を捨てた母親のそれぞれのモノローグに,何の関連もない若い女性達の日常の風景や会話がオーバーラップする。 ドキュメンタリを基調としながらも,物語はじわじわと浸食する。 アザの女,喪服の姉妹,自室でヌード写真を撮る女,などなど様々な女性が登場し非常に興味深いのだが,根底には緑川の個人映画に対する深い諦感が流れている。 < 作品解説 > この作品で顕著なのは客観的であろうとする緑川の態度である。 前作でプライベートなテーマをどう表現すべきか悪戦苦闘...